常念山脈(長野) 常念岳(2857m) 2020年8月14日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 0:37 駐車箇所−−0:44 林道終点−−0:55 山ノ神−−1:04 古池−−1:32 大滝−−2:17 笠原沢−−3:01 最終水場−−3:42 常念乗越−−4:43 常念岳 7:06−−7:31 常念乗越−−7:50 最終水場−−8:15 笠原沢−−8:38 大滝−−8:53古池−−8:58 山ノ神−−9:02 水浴び 9:07−−9:12 林道終点−−9:17 駐車箇所

場所長野県安曇野市/松本市
年月日2020年8月14日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場「公式駐車場」より先にも林道沿いに駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れれば文句なしの大展望。今回は奥日光が見えたので大満足
GPSトラックログ
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コメントお盆休み期間中で初めての好天に恵まれ奥日光の山々から登る日の出を見られた。南アルプス深南部は黒沢山まで見えた。今年の夏山シーズンで最も登山者数が多かったが相変わらず団体ツアーは皆無だった


常念岳山頂から見た奥日光の山々から登る日の出


いつもの駐車余地を確保できた 常念小屋予約状況表は相変わらず変化なし
常念乗越直下から見た安曇野の夜景 常念乗越。やや風があるが今回は雨は無し
小屋とテントの光 東の空が明るくなり始めた
常念岳山頂。今回は先客がいた 常念岳山頂。まだ日の出前
雨とガスの月曜とは正反対の好天と空気の透明度 気温は+9〜+10℃
東の空には奥日光の山々がくっきり
女峰山からの日の出
浅間山。僅かに噴煙(水蒸気)が見えている 穂高〜槍ヶ岳が赤く染まる
常念岳の影がくっきり! 蝶ヶ岳の様子。テント場も山頂も賑わっている
木曾御嶽上空付近に吊るし雲
日の出直後の木曾御嶽と乗鞍岳
日の出直後の立山、剱岳
日の出直後の常念山脈北部と後立山
後立山拡大。白馬岳がはっきりと見える
常念岳から見た八ヶ岳
八ヶ岳の左側には両神山が見えた
常念岳から見た頚城山塊と北信の山々
常念岳から見た志賀高原〜四阿山〜浅間山
常念岳から見た中央アルプス
常念岳から見た360度パノラマ展望(クリックで拡大)
常念岳から見た南アルプスと南アルプス深南部(クリックで拡大)
常念岳から見た針ノ木岳と燕岳 常念岳から見た鷲羽岳、硫黄岳
常念岳から見た富士山 常念岳から見た白山。大キレットの向こう側に見える
常念岳から見た槍ヶ岳。山頂に数人いる 常念岳から見た恵那山
山頂のイワギキョウ 快晴の山頂を後にする。まだまだ次々と登山者がやってくる
常念乗越を見下ろす 常念小屋。既に朝7時を過ぎているのでテントは少ない
ミヤマコゴメグサ ハクサンオミナエシ。常念乗越付近は背丈が極端に低い
ミヤマママコナ 常念乗越
常念乗越から見上げる常念岳 常念乗越から一ノ沢へと下り始める
ミヤマアキノキリンソウ ウメバチソウ
ニガナ(ミヤマイワニガナかクモマニガナ) ウサギギク
オトギリソウ(イワオトギリがシナノオトギリ) ヤマリンドウ。まだ蕾
ハクサンフウロ カニコウモリ
ハナチダケサシ ヤマハハコ
最終水場。今日は賑わっていた 最終水場付近のヤマガラシ。もう花はおしまい
オオバミゾホウズキ マルバダケブキ
トリカブト シモツケ
ソバナ センジュガンビ
トモエシオガマ 一ノ沢を見下ろす
たぶんクロトウヒレン シシウド
クルマユリ オオバギボウシ
イワイチョウ。ほとんどおしまい キオン
山ノ神の少し下の沢で水浴び ツリフネソウ
林道終点 路側にも駐車。今回は今シーズンで車が最多だった
駐車余地到着


・天気予報では久しぶりに山も好天の予報。1日おきの北アルプス日帰りはきついが、せっかくの好天なので常念岳を目指すことにした。先週土曜日に登って雨と風で酷い目にあったが今回は大丈夫だろう。複数の天気予報はどれも好天だった。

・夏場のコースは水が不要の一ノ沢の一択。「公式駐車場」は空きが多く、その先のいつもの駐車余地を確保できた。しかし先に駐車している両端の車の配置が悪く、通常なら4台駐車可能なところが4台入るかギリギリの状況。4台目が入れるように車をかなり寄せて駐車することになったが、下山して戻ると最後の車と私の車の間の隙間がほとんど無く、運転席側のドアがほとんど開かない状態だった。

・出発時は久しぶりの満天の星空で、天気予報通り山頂での展望が期待できそうだった。あとは風が強くないことを祈るばかり。標高が低い場所では虫刺されの可能性が高く出発時に虫よけを塗るのだが、そろそろ使い果たす寸前まで減っていた。次回までに購入が必要だ。

・気温は低めで標高が低い場所でも快適に歩けた。林道終点に出ている常念小屋の宿泊状況表は以前と変わらず。マジで更新されていない可能性が大。

・登山道上の水の量は前回より明らかに減っていた。ただし、それでも通常の夏山シーズンなら乾いている区間で水が流れていたので防水性の高い靴が必要。トレラン用の靴では濡れてしまうかも。

・最終水場で一ノ沢沿いを見下ろしても他に登山者の光は無し。水は100ccほど補充。この高さまで来ると十分に涼しい。

・常念乗越に到着。今回はガスは皆無で上空には薄雲が出ていたが、天気を悪化させる気配はないほど薄いもの。北穂高小屋、槍ヶ岳山荘の光が見えた。常念岳には2つの光が先行して登っている。いくつかのテントも明りが点いていた。もちろん常念小屋にも灯りが。

・常念乗越は前回ほど風は強くはないが風が少しあって体感的に寒いくらいなので上下のゴアを着用。ただし、この恰好では登っている最中に暑くなってしまった。上着はともかくズボンは簡単には脱げないので我慢して歩いた。

・この時期の日の出は午前5時過ぎで、好天で森林限界を越えても明るくなるのは4時40分近くになってから。常念乗越を見下ろすとこれから登り始める灯りがいくつか見えた。

・最後はライトを消灯して山頂に到着。先客は3名で先行して見えていた灯りの数とぴったり。まだ夜明け前だが東の空は十分に明るくなっていた。北側は雲が多めで志賀高原より奥は見えなかったが、四阿山と浅間山の間には奥日光の山々がはっきりと見えた。そして日の出は女峰山付近から。日が上がると奥日光は見えなくなってしまい、日の出を狙って登って正解だった。

・南アルプスと深南部の視界は良好。常念岳からだと中央アルプスの陰に隠れるギリギリが黒沢山だが、今回はそこまで見えた。

・八ヶ岳の左側には御座山。その左には両神山の姿も。

・北側の後立山も良好な展望で、白馬岳まではっきりと見えた。立山、剱岳も見えていたが日が高くなると稜線に雲がかかるうようになった。裏銀座の山々もすっきり見えていた。

・この日は今年の夏山では最高の人出だったが、それでも例年に比較して少ない。今回もツアーで見かける数10人規模のパーティーは皆無だった。今年はこのまま山岳ツアーは実施されないのかも知れない。

・気温はまだ真夏だが高山植物は夏の花が終盤で秋に切り替わりつつあった。最も目立つのはミヤマアキノキリンソウ。山頂付近ではイワギキョウが咲いていた。シシウドやキオンも秋を感じさせる花。

・下山ですれ違った人はそれなりに多かったが、通常の週末よりは少ない印象を受けた。お盆期間中とはいえ金曜日だからだろうか。さすがに日が高くなってからの下山では標高が落ちると気温が高くなり、それなりに汗をかかされた。山ノ神を過ぎた先で登山道脇の沢で水浴び。汗を洗い流してさっぱりした。

・林道終点の登山口ではこれから登る登山者の姿も。登山指導所には2人が入っていた。トレラン姿のランナーが追い越していったが、後でネットで調べたら一ノ沢から日帰りで大天井岳と常念岳に登ったそうだ。いくらトレランとは言えそれだけの行程をこなす体力は相当なものであろう。ご苦労様。

・林道に駐車した車の数は「正式駐車場」より奥ではそれほど多くなかったが、「正式駐車場」付近は路側までいっぱいで大混雑。通常、ここに登るのは一生に一度くらいで私のように何度も登るわけではないので、「正式駐車場」より奥にも駐車スペースがあるなんて普通は知らないだろうからしょうがない。

 

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